2020年6月2日
車両に対するサイバーセキュリティに関して、新たなサイバー攻撃手法がBlackHatを初めとする国際会議等で継続的に報告されている。また、車両販売後の新たなサイバー攻撃手法への対策として、悪意ある第三者からの車両へのサイバー攻撃に対する侵入検知システム(IDS)が注目されている。2019年度の調査研究では、これらを踏まえて新たなサイバー攻撃手法への対策技術として、IDSの動向調査及び基礎評価を行い、車両に対するサイバーセキュリティ技術として、IDSの必要性及び有効性が確認された。さらに、IDSの性能評価にとどまらずIDSの導入や運用面を取り入れた総合的な評価手法のニーズがあることを確認した。
2020年度からは調査研究として、a.IDS評価手法とガイドラインの策定および、b.コネクテッドカーの脅威情報と初動支援の調査研究を行う。