2020年12月18日
e-ASIA JRPは、アジア地域において、科学技術分野の研究開発力の強化を目指し、研究交流を加速するとともに、アジア諸国が共通して抱える課題の解決を目指し、国際共同研究を推進するプログラムです。
①材料分野:「マテリアルズ・インフォマティクス」
1. コンピューターシミュレーションによる材料研究
・第一原理計算とモンテカルロ法などによるコンピューターシミュレーションを使用した材料開発。
2. 計算科学による材料研究
・第一原理計算と量子分子動力学によるコンピューター計算。計算科学による効率的材料開発。
3. データ科学による材料研究
・逆問題的アプローチ。機械学習。ベイズの定理の活用。目的の要素と触媒を発見するための大規模データ解析。
4. 新しいアルゴリズムと大規模データアプローチを使った材料性質予測による材料研究
5. AIとコンピューター技術を利用した材料研究
②環境分野:「海洋科学と気候変動」
1. 油濁(油による汚染)、海洋ゴミやプラスチック、重金属、栄養素、陸地からの汚水などによる海洋汚染を防止するための対策に関する研究
2. 魚介資源、石油、ガス生産などの天然資源の持続可能な利用を含む、海洋生態系と生物多様性の保全に関連する研究
3. 地球温暖化や海面上昇、異常気象などの地域の気候変動による現象や災害に対応した海洋および沿岸地域のレジリエンスの向上に関する研究
採択された日本側研究者は、3年間で直接経費2,700万円を上限として委託研究費をJSTより受け取ることができます。委託研究費には直接経費の30%に当たる間接経費が別途支給されます。
Lead PIからe-ASIA事務局への応募締切:令和3年3月29日(月)午後5時(タイ時間)
日本側研究代表者によるe-rad登録締切:令和3年3月29日(月)午後7時(日本時間)
採択決定時期:令和3年11月下旬(予定)
支援開始時期:令和4年4月1日(予定)