2020年9月29日
本研究領域は幅広い分野の研究者の結集と融合により、新型コロナウイルスの感染拡大に対応する新たな戦略や、それに繋がる革新的な技術シーズの早期創出を目指します。
2019年12月ごろ中国湖北省武漢市を中心に発生したとされる新型コロナウイルス感染症は、2020年3月11日には世界保健機関からパンデミックが宣言され、人々の日常や社会・経済活動に多大な影響を与えています。感染の再拡大等への懸念から社会・経済活動の長期の停滞を余儀なくされる中で、感染症危機に対して強靭な社会への構造的な変革と、それを支える科学技術イノベーションが早急に求められています。
そこで本領域では、新型コロナウイルスを含む新興・再興感染症による社会・経済活動のダメージを最小限にくいとめるとともに、ウィズコロナ・ポストコロナにおける強靭な社会を創るため、あらゆる科学技術を総動員して、新型コロナウイルスをはじめとする新興・再興感染症との共生に資する技術基盤の早期構築を目指します。
総括氏名:岩本 愛吉(日本医療研究開発機構(AMED)研究開発統括推進室長)
戦略目標:「ゲノムスケールの DNA 合成及びその機能発現技術の確立と物質生産や医療の技術シーズの創出」
「細胞外微粒子により惹起される生体応答の機序解明と制御」
「実験とデータ科学等の融合による革新的材料開発手法の構築」
「ネットワークにつながれた環境全体とのインタラクションの高度化」
「材料研究をはじめとする最先端研究における計測技術と高度情報処理の融合」
「急速に高度化・複雑化が進む人工知能基盤技術を用いて多種膨大な情報の利活用を可能とする統合化技術の創出」