2020年4月9日
我が国の鉄鋼業は、日本の温室効果ガス総排出量の約13%に相当する二酸化炭素を排出している産業であり、
その排出削減対策は重要な課題となっています。現行の高炉法による低炭素化については、「環境調和型プロ
セス技術の開発/水素還元等プロセス技術の開発(フェーズII-STEP1)」(COURSE50)で技術開発中です
が、ここで得られる知見を足掛かりとして、「ゼロカーボン・スチール」の実現に向けた、高炉を用いない水
素還元等の超革新技術が必要とされています。
本事業では、「ゼロカーボン・スチール」の実現に向けた研究開発に取り組むため、現段階での諸課題を抽出
し、研究開発を加速させるための先導研究を行います。