特別研究員制度は、優れた若手研究者に、その研究生活の初期において、自由な発想のもとに主体的に研究課題等を選びながら研究に専念する機会を与えることに より、我が国の学術研究の将来を担う創造性に富んだ研究者の養成・確保に資することを目的として、大学院博士課程在学者及び大学院博士課程修了者等で、優れた研究能力を有し、大学その他の研究機関で研究に専念することを希望する者を「特別研究員」に採用し、研究奨励金を支給する制度です。―日本学術振興会HPより―
日本学術振興会より、ご担当の三上研究者養成課長、林研究者養成課研究者養成第2係長による制度の説明に始まり、埼玉大学からは採択経験者によるお話として梅村リサーチ・アドミニストレーター(研究機構URAオフィス)による説明が続きました。
キャリアにおいて「学生でありながら研究経歴をスタートさせることができる」すなわち就職を待たずに職務経歴がスタートすることの意味とは?生活はどう変わる?など採択がもたらす変化を具体的に紹介。
理工学研究科博士後期課程 平成25年度DC1採用の松崎賢寿氏からは、申請書を「どう書き始めるか?」「どの審査領域に出すか?」という苦労を伴うスタートから、磨き込まれ採択される申請書ができあがってゆくまでの過程が、技やコツと共に鮮やかに語られました。
審査会専門委員経験者であられる理工学研究科の田代信先生からは、「『特別研究員』になってほしい人とは?」「書面審査で何を見るのか」など、審査員は奨励の対象となる「将来の学術研究を担う優れた若手研究者」の具体像を選考の過程でどう浮かび上がらせるのか、審査のポイントが語られました。
説明会には学生や教職員ら約70名が参加し、説明後の質疑応答では申請等に対する質問が活発に寄せられました。